AtCoder 橙になりました

2023/2/12 の AGC061 で念願の AtCoder 橙になりました.

(ABC を除く) コンテスト中 AC の difficulty の自己ベストを大幅更新して色変出来たので,最高です.


各種記録


やったこと

問題を解く

  • 黄を全部埋める
    • いつ達成したか忘れたが,B1 の頃に達成した気がする.(今は B3)
  • 橙を 9 割埋める
    • B1 終わりの春休みに狂ったように埋めていて,このときに半分以上解いた記憶がある.
  • AOJ-ICPC を解く
    • これは ICPC 対策のためにやっていることだが,AtCoder で見る機会が少ないフロー,幾何,構文解析に強くなれる.ABC でこれらが出ると比較的スムーズに解けることが多いが,A[RG]C にはあまり出なくて悲しい

解説 AC については,

  • ABC とコドフォ: しばらく考えてわからなかったら見る
  • ARC と AGC: 基本的に見ない.解けなかったら寝かせてしばらくしたら再チャレンジ

というスタンスでいる.

考察メモをつくる

なにか学びがあるたびに,個人の考察メモに書き溜めている.コンテスト中に参照して役に立ったことはあまりないが,知識を整理したり,定期的に見返して忘れていたテクを思い出したりするのに役に立っている.

アルゴリズム・データ構造を勉強する

たまに気が向いたら Library Checker で解いてない問題を選んでそれを勉強する.結構役に立つものもあるが,マニアック過ぎてコンテストで見たことがないものがほとんど.

また,競プロサークルで最近まで組合せ最適化の輪読会をやっていた (切りのいいところまで読んだので終了).LP,マトロイド,マッチングなどの話題を知れた.LP もマトロイドも汎用性のある話題で役に立ちそうだし,なにより理論がかなり美しくてとてもおもしろかった.ただ,これもコンテスト本番で役に立ったことはない (過去問埋めでたまに使うことはある).

また,ABCやエデュフォのボス問はだいたい高度な知識を要する問題なので,たまに解説ACして知識を得ようとしている.

作問する

僕はあまりたくさん作る方ではないが,主に TUPC (東北大学プログラミングコンテスト) のために作問をすることがある.去年の TUPC でも 4, 5 問出した.今年の TUPC でも writer をやっている.

Writer や tester として,ある問題に深く関わると,その問題に使うアルゴリズムとか考え方の理解が深まるというのはあると思う.コンテストでも役に立ったりする.

(ここで宣伝)
3/4 (土) に AtCoder で TUPC2022 を開催します!今年はオンサイトも同時開催です!たくさんの参加をお待ちしています!

サークルに参加する

バチャとか,ICPC 参加とか,TUPC 準備とか,前述した組合せ最適化ゼミとか,いろいろ活動している.

活動内容そのものが競プロに役に立っているという感じはあまりないのだが,サークルを通して同じ大学の競プロ er たちと知り合えて切磋琢磨できるのが,とてもモチベーション維持に貢献していると思う.

かなり幸運だと思っているのは,近い学年に近いレートの人が数人いて,みんな結構アクティブにサークルに参加していること.ライバルがいてとても刺激になっているし,楽しい.

(最近研究室のミーティングとかぶって定例会に全然参加できていなくて悲しい)

感想

2200 周辺で停滞していた1年半,かなり苦しかった.......

ICPC が終わるたびに「来年の予選までには橙になるぞ!」と言い続けて2年,やっと届いた.

コンテスト直後は強烈な達成感,幸福感,解放感,充実感,自己肯定感,第六感,恋の予感,その他任意のポジティブな感情を感じ,全然眠れなかった.

同時に,「本当に自分に橙が務まるのか?」という気持ちもあるので,気を抜かずに行きたい.

これから

今年の目標

  • Codeforces 赤
  • AHC 黄
  • ICPC 国内 + アジアで一桁順位

AtCoder は,どこまで行けるんだろうなあ.とりあえずは来週からの2連ARCで橙を維持するところからですね.